2015年8月13日木曜日

わたしの仙台案内。



だいぶ日が経ってしまったけれど、先月、たまっていた代休を使って久しぶりに仙台へ行ってきました。

3年前まではここで暮らしていたのだなといろいろ思いを馳せながら、あちこちへ出かけたり、お世話になった方たちに挨拶しに行ったり。
今回行った場所は、自分のメモ用と勝手な宣伝用にとFacebookに載せましたが、追記を含め、こちらにも再掲しておきます。

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ごはんやさん

●パンフレーテ
学生時代にバイトしていたレストラン。地下鉄の北四番丁から歩いてすぐ。畑の恵みピザ、野菜の寿司などユニークなメニューがたくさん。バイトしていた時はお昼に出るまかないが本当に楽しみだった。今回は職場の先輩後輩と食べて飲んで。相変わらずおいしかった。

●来々軒
塩釜駅から歩いて行ける昔ながらの中華そば屋さん。雄さんに連れて行ってもらいました。優しいお味でほっとした。休日のお昼だったからかけっこうな行列ができていました。

●喫茶ホルン
smtからすぐ。今回2回も行ってしまった。仙台でバンドをしているyumboの渋谷さんとなつみさんが営むお店。南インド風カレーはもちろん、コーヒーも、なつみさんの手作りおやつもおいしい。常にナイスな音楽がかかっていて、置いてある本も雑貨も秀逸。最近は無農薬野菜も置き始めたようでした。

●コクトー (Cocteau)
仙台駅東口からすぐ。静かで雰囲気のよい喫茶店。ご飯もお酒もいけます。

●ナマスカ 仙台南町通り店
仙台駅西口から南町通り歩いて行けます。インドカレーの店。ボリュームたっぷり。店内ひろし。わかめの会のみなさまに連れてもらい始めて入店。カレーもナン(チーズナンも)もスナックもおいしかった!

●ノートルシャンブル
仙台駅から泉方向へ、バスで4,50分。閑静な住宅街の中に素敵な建物が。地元の野菜を使ったごはんとおいしいお茶が楽しめます。併設している『あしたのたね』さんでは素材にこだわった調味料や地元の減農薬・無農薬野菜も売ってました。

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美術館etc.

●芹沢銈介美術工芸館
東北福祉大のキャンパス内。前に住んでいた家からすごく近かったのに行くのは初めて。展示終わったばかりで常設のものだけだったけれど、見にいけてよかった。色使いと、踊るような文字が美しかった。息子さんが東北福祉大の名誉教授だったんですね。

●塩釜市杉村惇美術館
雄さんが車で連れて行ってくれたところ。着く前にハプニングありましたが、美術館の雰囲気もちょうどやっていた美術展(佐野美里彫刻展 Say Hello!)もよかったです。もともと公民館だったところをリノベーションしたらしく地域に馴染んでいました。川村さんにも会えてうれしかった。

●フォーラム仙台
学生の頃会員カードつくってしょっちゅう通っていた映画館。単館系でいい作品を上映しています。観たのは河瀬直美の新作『あん』。樹木希林が素晴らしすぎて一緒にいたあいちゃんもわたしも気付いたら号泣していました。

●smt(せんだいメディアテーク)
ここも学生の頃しょっちゅう通っていました。図書館では人を待つ合間に森達也の『A』を観ました(地下鉄サリン事件後のオウム信者ドキュメント)。
7階では、映像作りとか人生相談諸々でお世話になっていた学芸員の清水チナツさん、清水建人さん、伊藤裕さんに挨拶できました。

●カネイリミュージアムショップ
smt1階に併設されているミュージアムショップ。東北の職人が作る伝統工芸品、デザイン・アート書籍、 雑貨を取り扱っているお店です。ショップ店員のしょうこさんが並べていた本のセンスが良すぎて、花森安治『一銭五厘の旗』、井上ひさし『子どもにつたえる日本国憲法』等々、思わずたくさん買ってしまいました。



●東北大学雨宮キャンパス
来年取り壊し、移動になってしまう農学部キャンパスへ。緑が多くて気持ちいいところでした。あいちゃんが研究室にあったホタテを分けてくれました。

●火星の庭
仙台駅西口からも歩いていけるブックカフェ。古本も新刊も雑貨もあります。仙台の良心的本屋さん。ときどきイベントもやっています。

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会った団体

●短距離男道ミサイル
演劇やっていたときの知り合いがたくさん参加している男臭く、強烈な団体。総合演出の澤野さんがパパに、代表が同級の本田くんになってました。ミサイルはほとんどの舞台で裸になるからかわからないけれどみんないい身体しています。夜中に数人で飲んだの、楽しかったな。みんな宵っ張り。

●文化人類学研究室
3年間お世話になった研究室。大好きな先生に会えました。毎年恒例のカレーパーティーの日だったので飲み会にもたくさん人が集まっていました。知らない後輩がほとんどだったのですが私が書いた卒論知っている子たちがいてうれしかったです。そしてみんな好奇心のかたまりみたいに目がキラキラしていてなんだかまぶしかった。

●わかめの会(三陸・宮城の海を放射能から守る仙台の会)
卒論でフィールドワークさせてもらった市民活動団体。震災前から原発や再処理工場のことを自分たちで勉強したり広く伝える映画の上映会などをしていて、わたしは震災後彼らに出会っていろいろなことを教えてもらいました。今回はみんなでカレーを食する会を開いてくれました。おなかいっぱいむねいっぱいになって帰ってきました。

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という感じで、いろんな人にお世話になっていろんなところに行けて会えて話せて、本当に仙台好きだなーと思いました。大学4年間、ただ鼻垂らしていたわけじゃなくて、素晴らしい人たちにたくさん出会えていたのだなとわが身の幸せを噛みしめました。

そして、あの4年間、モラトリアム的な時間の中で、不断なくと言ったらうそになるけれど、毎日悩んだり、考え続けてきたことというのがいまのわたしにつながっているのだなということも改めて実感できたことがとてもうれしかった。


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