2014年8月9日土曜日

お盆

この時期、村の人たちは家や墓の周りをきれいにしています。お盆はすぐそこ。

彼らの、死んでいった人たちとのつながり方やその心持ち、そのために自分の身体を動かすこと、時間を充てるといったことは、なんだか豊かで羨ましくなることがあります。
墓の周りの草を刈るおじいちゃんとおばあちゃんの横を、バイクで通り過ぎながら。道に面した小高いその場所にはきっと気持ちいい風が吹くだろうなあと思いました。

盆踊りはお囃子と太鼓と口説き手と踊り手が居ないと出来ないと教えてもらいました。各集落ごとにお盆の習わしは少しずつ違って、でもどこもいままで続いてきたそれを伝えて残そうとしていました。

写真は女性では珍しい口説き手のおばあちゃんに見せてもらった台詞。杵築市大田小野にて。
口説き手は今でいうDJみたいな感じだったのではないかなと想像する。
町田康の告白を読んで以来、昔の盆踊りの熱狂を思い浮かべてはいつかはわたしも踊ってみたいと思うのです。